陽射しのあたたかな秋のある日
私の庭に小さくてかわいい魔女が降り立った
黒い服、金色の箒、赤いリボン、
左肩には黒い猫がちょこんと乗っていた
全てが物珍しいのか、瞳をキラキラさせて庭を一巡
楽しくて仕方がない様子
そのうち庭に座り込んで何かを創り始めた
花一輪を摘んできて茎の根元に輝く石を敷き詰めた
ぶら下がっている白い袋の中にはプレゼントの品が入っている
青い輪は平和を表現
緑の折り紙は翼のつもり
どんぐりの車でどこにも運んでいけそうだ
ちょこっと首をかしげて
ススキを摘んで来た
ちょいちょいと器用な指はフクロウを作ってしまった
しばらく遊んだあとでこの魔女は
ハロウィーンの会場に帰って行った
あとに残されたのは幸せの花とフクロウ
この芸術作品を見るたびにかわいい魔女を思い出す
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by smile-kazupy
| 2015-10-26 10:53
| 日記